2013年09月06日 /  その他  

面倒くさいこと

宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」、ご覧になったでしょうか?

私は先月見に行って、恥ずかしながら号泣してしまいました。

私はフィクションではあまり感動しない方なのですが、不思議と心にどーんとくる映画でした。

 

先日、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で「宮崎駿スペシャル」をやっていて、その中で「風立ちぬ」制作の舞台裏に3年間密着取材をしていました。

印象的だったのは、監督が制作の合間に「あー面倒くさい…」と時々(頻度は不明ですが)つぶやいていたことです。

「あの天才監督でも、作品を生み出すのにこんなに苦しむのか…」と思いました。

(天才は苦しまないで、ささっと作ってしまうようなイメージがあるので。)

あと、監督は次のようなコメントをされていました。

「面倒くさいっていう、自分の気持ちとの戦いなんだよ。世の中の大事なことって、たいがい面倒くさいんだよ。」

また、面倒くさい、とつぶやきながらも、たった4秒のカットに1年半も時間をかけるなど、仕事に一切手抜きをしていないようでした。

 

仕事でも家事でも、いろいろ面倒くさいことが多いです。

当たり前のことですが、その面倒なことを乗り越えた先に、いい映画が出来たり、いいシステムが出来たり、気持ちよく生活できたりするんであって、あの宮崎監督でも「面倒くさい」と苦しんで映画を作っておられるんだから、凡人である自分がいろいろ面倒くさいのも仕方のないことなんだなあ、と感じました。

面倒くさいことから逃げないで、出来れば楽しんでやりたいものです。